子どもの保護者会の季節です。授業参観したり、先生と面談したり、そして夏休みの話があったり、親の係が決まったりする忙しい時期ですね。みなさん、子育てお疲れ様です。
日本の小学校の授業を参観すると、「先生優しいなあ」、「少し遅れている子もちゃんのこともフォローしてくれるから安心だね」とか、怒らずに平等に穏やかに学校生活を送りたいという印象を受けます。一方、中国の小学校では、先生の優しさを見るというよりは、授業の質や成績をよく見られる傾向があります。小学生の積極的さ、声の大きさ、正確さが評価されます。なので、恐らく日本の小学生がいきなり中国に転校すると、競争の厳しさに驚いてしまうかもしれません。
習い事のほうはいかがでしょう。日本では多くの親が小学校に入ってから、習い事を少しずつやらせることが多いのではないでしょうか。一方、中国は英才教育が流行っていて、小さい頃から多大なお金を投入し子どもを様々な教室に送り込む親の姿が見られます。知っている人だと、3才から子どもを習い事に通わせ、小2ぐらいは週5回習い事に行かせているそうです。
また、日本では登下校が一人かお友達とするのがほとんですが、中国ではほとんど保護者が一緒です。安全面はもちろんのこと、給食制度が殆どないので、お昼ご飯に帰って、お昼休みをしてから、また学校に戻るというスタイルだからです。低学年の小学生の送り迎えが大変でじいちゃんばあちゃんに任せるケースも少なくありません。日本の子どもは学校に行くと午後まで帰らないですものね。小さいから自立心が育みやすいとも見られます。
将来の姿は想像できないし、どちらがいいとも言えません。最後は子ども次第だと考えています。皆さんはいかがお考えでしょうか?公立ではなく、わざわざ私立小学校やインタナショナルスクールに送る親たちも、どう考えているのでしょう?子育ては永遠の課題です。